ブライダル

私のブライダルリングの思い出

彼のお母さんが末期ガンで、余命宣告を受け。急遽、1ヶ月後に挙式することになった私たち。

のんびり指輪を選ぶ時間はありませんでした。挙式ホテルの担当者から紹介されたお店に向かい話を聞きました。私たちの希望はふたつ。ひとつは1ヶ月後までにブライダルリングが必要なこと。

そしてもうひとつは、彼のお母さんが大切にしていたエンゲージリングのダイヤを私たちのエンゲージリングにリメイクしてほしいことでした。快くそれらの希望を受けてくださることになり、こちらのお店でお願いすることに決めました。

どのようなデザインがお好みですか?と、まずは私の好きなデザインを探っていきました。私は、シンプルなデザインが好きだったので。どんどんシンプルな方向に絞られていきました。

ですが、私が最終的に1番気に入ってしまったのが試しに見せてもらったブライダル用でないリングでした。担当者の方曰く「こちらのリングはブライダル用でないためお値段もお安めですが、台座部分も細いため耐久性が若干弱くて、ずっとつけていると折れてしまう可能性もあるかもしれません」とのこと。

そして、似たデザインのブライダル用のものを出してくれました。ですが、やっぱり私は最初に気に入ったデザインが頭から離れず、かなり迷ってしまいました。本来なら1度帰ってまた違うお店を訪ねるところだったのかもしれませんが。

私たちには時間がありませんでした。挙式まで1ヶ月足らず。今日中に決めてしまわねばなりません。迷いつつ、担当者が出して下さったブライダル用のほうのリングをつけて鏡に手をかざしてみました。

その時彼が、どれどれ?と私の手を取って何気なく角度を変えると、リングについた石がキラキラ輝いて見えて、すごく綺麗だな!という思いがでてきて、一瞬にして気に入り、勧めてくださった方のリングに決定しました。

その後、急ピッチでサイズ調整を進めて頂き、ブライダルリングを受け取ったのは挙式の3日前。急に挙式が決まり、私は結婚をする実感が全くなく不安ばかりが先行していました。でも、彼に改めて薬指にリングをはめてもらうととても嬉しくなり、不安よりもこれからの新しい生活への楽しみな気持ちが大きくなりました。

彼のお母さんにリングを見せるととても喜んでくださいました。ブライダルリングは形だけのものかもしれないけど、これからの新たな生活を祝福してくれるものでもあるのだな、と思いました。

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